東日本大震災から7年を前にして

 

あの悪夢の大地震と大津波から7年が経とうとしている。

どのくらい復興したのだろうか?

阪神淡路大震災に比べて、大幅に遅れているように見える。
震災による福島の原子力発電所の事故が大きな妨げになっているのは間違いない。東京オリンピックまでには原発の事故処理を終えると日本は世界に言い放ったが、事故原発周辺では、未だに1時間あたり3マイクロシーベルトを超える数値が計測されている。関東で1時間あたり0.05マイクロシーベルトくらいなので、ざっと60倍は超えている、つまり、事故原発周辺で1日に受ける放射線量は、関東で受ける放射線量2ヶ月分を超えるということだ。(2018年2月現在)
東日本大震災の被害を受けて、未だに避難生活を送っている住民は多い。いろんな方向からの風評被害に苦しむ被災者は多いだろう。そこを国としてサポートしていかないと、日本の損失は増えるばかり。被災者支援のあり方を再考する時期が来ているのではないだろうか。

ところで、震災で辛い思いをしたのは住民だけではない。災害救助をしていた消防隊や救急隊、自衛隊、警察も被災した。しかし、彼らは任務を全すべく、自らの家族を残して1人でも多くの命を救おうと奔走した。
東日本大震災前の話だが、筆者は消防署に勤務していたことがある。阪神淡路大震災から10年ほど経った時期ではあったが、消防隊員や救急隊員にとって、昨日の出来事のように記憶が蘇る。目の前に広がる山々には巨大な活断層があり、近い将来、大地震が起きると言われているだけに、震災に備えて日々対策をしていた。また、筆者の母は、当時、京都の病院で看護師をしていて、救急車に乗り何人もの被災者を搬送した話を聞いた。

今日は、自衛隊に焦点を置くが、一口で自衛隊と言っても陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊がある。さらに、各自衛隊の中には役割に応じていくつもの部隊が存在する。
筆者は、知人を通じて、陸上自衛隊の砲撃演習の視察に同行したことがある。1.5mほどのコンパクトな迫撃砲を使っていたが、弾を発射したときの爆音と地響きは心臓が止まりそうなほどだ。このような環境の中で訓練をされている自衛官の体力と精神力は、想像を絶するものがある。しかし、自衛官は時に人殺しだと言う人たちがいる。人を殺したくて自衛官になる人はいない。国を守るために日夜、領域侵犯しようとするものを監視している。敵から銃砲で攻撃されたとしても、自衛官は警察官同様、すぐに銃砲で反撃することはできない。
自衛隊にはそういった役割もあるが、今では災害救助として欠かせない存在である。阪神淡路大震災を機に、災害派遣に関する法整備も順次行われ、震災時の体制もかなり整ってきている。

航空自衛隊の広報室(空幕広報室)を舞台にしたドラマTBS日曜劇場「空飛ぶ広報室」(2013年放送)が目に止まった。自衛隊の広報活動や民間報道局との関係が演出されている。自衛官としての厳しさの中に、笑顔や涙、恋愛観といった人間性も見える。
少々大げさだなと思う演出もあるが、鷺坂(さぎさか)空幕広報室長(柴田恭兵)や比嘉(ムロツヨシ)、空井(綾野剛)を見ていると、消防署に勤めていた頃のことを思い出す。鷺坂室長のような署長がいるかと思えば、比嘉のように昇進試験を受けない係長、空井のような若い消防署員もいて、このドラマと消防署が重なり合って見えた。筆者は、責任とやりがいを持ち、仕事に対する自信と誇りを持つことができたこのときの経験を今でも大切にしている。

動画配信huluでは、ドラマTBS日曜劇場「空飛ぶ広報室」を配信中
(配信を終了している場合があります)

主演は帝都テレビ情報局の稲葉リカ役の新垣結衣[あらがきゆい]だが、原作では空幕広報室の空井大祐2等空尉(ドラマでは綾野剛[あやのごう]が演出)が主役であり、どちらも主役・主演といっても過言ではない。オッサンぽい女性を演じる水野美紀[みずのみき](柚木典子役)は衝撃的かもしれない。安室奈美恵[Namie Amuro]が歌う主題歌「Contrail」もドラマを引き立てている。

 



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