高校入試の「お弁当タイム」

 

公立高校の入学試験のシーズンがやってきました。

 

先日、カーリング女子日本代表の「もぐもぐタイム」が話題になりましたが、沖縄県宮古島市では高校入試の昼食休憩時間に「お弁当タイム」という習慣があります。「お弁当タイム」では、「キットカット(きっと勝つ)」「カール(受カール)」「イチゴ(一番に合格)」など験担ぎにも余念がありません。

 

宮古島市は、宮古の玄関口である宮古島本島、その北西数キロ先に伊良部島と隣のパイロット訓練用空港のある下地島、南西数キロ先の来間島、北端の池間島とその東の大神島で構成されています。

宮古島市には、宮古高校、宮古総合実業高校、宮古工業高校、伊良部高校の4つの高校がありますが、伊良部高校(伊良部島の真ん中)を除く3つの高校はいずれも宮古島本島の中西部、宮古空港の北西部に集中しています。島民が少なく中学校のない大神島、来間島、下地島を除いても、10kmを超えるところから受験に来ている生徒たちが多くいます。人口が集中する市街地にある3つの高校は宮古島市民にとっては「都会」であり、それ以外の地域に住む生徒やその親たちにとっては不安が付きまといます。

そんな不安を払拭しようとする子どもを思う親心や生徒への激励から高校入学試験の「お弁当タイム」が始まったそうです。生徒や保護者、親戚はもちろん、中学校の先生方や中には親や親戚の職場の上司だったりと、多くの大人たちがお弁当を持って子どもたちを応援しに来てくれます。今では受験高校のある市街地に住む受験生の間でも広がり、生徒1人で「お弁当タイム」を過ごす生徒はいないようです。島民ならではの人間関係から生まれた習慣ではないかと思います。

 

ちなみに、宮古島本島と伊良部島や池間島、来間島とは大橋で繋がっており、伊良部大橋(3,540m)、池間大橋(1,425m)、来間大橋(1,690m)あります。いずれの橋も自転車や歩行者も渡れますが、伊良部大橋には歩道がありません(車道のみ)ので、渡るときは自動車の往来に十分に気を付けましょう。

 

 



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